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住まいや光に関する記事

  • 執筆者の写真鋼鈑商事株式会社 建材事業部

光ダクトの活用ノウハウ:お勧めしたい光ダクトの利用シーン ベスト3

更新日:4月3日


住宅を設計するとき、周辺環境の条件で、どうしても暗くなってしまう部屋ってありますよね。


できるだけ日当たりの良いお部屋の間取りを考えても、土地条件や方位、隣地との距離などの周辺環境によって、完全に日当たりを満足する間取りはなかなか実現できません。


ですが、ご安心ください。私たちの提供する「光ダクト」を利用することで暗いお部屋でも明るくできます。


光ダクトについてのご説明と、実際の事例からおすすめしたい光ダクトの利用シーンをご紹介します。

 
 

光ダクトとは?

光ダクトの断面模式図 おススメしたい光ダクトの利用シーン ベスト3

光ダクトは、建築の自然採光を助けるための仕組みの一つです。


建築物の窓やトップライトから取り込んだ自然光を光ダクトにより高効率に伝送することで、窓のない部屋や自然光の入りにくい部屋へ光を届けます。


光ダクトの構造は、内面が鏡の筒のようになっています。基本的には、部屋からは光ダクト本体は見えず、光が出てくる箇所である放光部しか見えません。


光ダクトの明るさは、自然光に近い光でもたらされるものですので、室内にいてもまるで窓があるかのようにお部屋を明るくなります。

お勧めしたい光ダクトの利用シーン ベスト3

家の中すべてを明るくする必要は、実はありません。家の中に明るいところと暗いところを作ることで、生活空間にメリハリが生まれます。

しかし、歩くのにも困難するくらい暗いと危ないですし、作業したり、日中長時間生活するようなお部屋は、なるべく電気を使わずに生活する方が気持ちがいいですよね。

暗くなってしまいがちで、暗い場合は光ダクトの利用ををおすすめしたいお部屋をご紹介します。

第1位 北側の居室

北側の居室イメージ画像 おススメしたい光ダクトの利用シーン ベスト3

住宅を設計される方は、日々、敷地の要件、建物の構造、法律上の制限、そして、周辺の建物の関係などの様々な条件の中で、お施主様の住宅に関する要望を満足するような家づくりをされていることと思います。

その中で、とくにお施主様の要望が反映されやすいのが「間取り」ではないかと思います。


そんな間取りに関して、北側にリビングなどの居室を配置しなければならないケースはないでしょうか?


例えば、夏場に日射による熱や眩しさ防ぎたい、あるいは、プライバシーに配慮したい、などの理由でリビングを北側にしなければならなかった、という事例を設計担当の方に伺ったことがあります。


過ごす時間の長いお部屋ですので、できるだけ日中は照明を使わずに自然光の快適な明るさがほしいですよね。しかし、北側に居室を持ってくる間取りでは、日当たりが良い方角が南向きであるため、窓や間取りを工夫しないとどうしても暗くなってしまいがちです。


このようなケースでは、光ダクトを利用すれば、北側の居室でも自然光で十分に明るくできます。


日当たりのよい方角にある屋根や壁の窓から、光ダクトを利用して自然光を運びますので、直接日差しが差し込まない北側の居室にも光を入れる可能です。


第2位 窓に光が入りにくい住宅密集地

窓に光が入らない住宅密集地のイメージ画像 おススメしたい光ダクトの利用シーン ベスト3

住宅密集地では、工事ももちろん大変ですが、日当たりに関するお悩みもよくお伺いします。

都市部の住宅密集地など、隣家との距離が非常に近い場合、法律上の採光面積が満足できていても、実際には日当たりが悪い状態となってしまっているようです。

隣家との距離や高さ、隣家の外壁の色など、間取りの工夫では改善しにくいとお考えではないでしょうか?


光ダクトを利用することで、住宅密集地でも自然光で明るいお部屋を作れます。

また、光ダクトは新築時だけでなく、リフォームにも対応しています。


分譲で土地を購入・新築後1~2年程度で、南側に住宅が建ち部屋が暗くなってしまった、というご相談が弊社に多く寄せられます。

特に、住んでいて暗くなった場合、明るかった状態との比較になりますので、何とか日当たりを改善したいと思われるようです。


このようなご相談には、現地調査などを行いながら、光ダクトやそのほかのアイテムも含めて改善策の提案も行っています。

住宅の条件に応じて、なるべく費用が掛からない方法をご提案しています。

第3位 窓や天窓に面していないお部屋

窓や天窓に面していないお部屋のイメージ画像 おススメしたい光ダクトの利用シーン ベスト3

住宅密集地などの日当たりの悪い土地だけでなく、郊外や地方の土地が広い住宅にも暗くなるケースがあります。


都市部と比較すると土地が広いため、周囲の窓からの日当たりも住宅密集地と比べて良くなります。


しかし、住宅の面積も大きくとることが多いため、窓から離れた箇所では、窓からの光が届かず、暗くなってしまいます。

また、昔ながらの日本家屋をイメージしていただくとわかりやすいかと思いますが、中廊下など窓に面していない場所ができるケースがあります。

窓が無い場所は、気持ちの良い空間とは言い難いですし、日中でも人工照明が必要になるという煩わしさを伴います。


こういったシーンでも光ダクトの要望があり、廊下や坪庭に自然光を届けるような使い方もあります。

平屋なら天窓という選択肢もありますが、2階建てだと天窓をつけても光が届きにくくなります。


また、平屋でも天窓から天井までの距離が1m以上あるような状況であれば、光ダクトを利用することで、特に冬場の明るさは3~5倍程度になるうえ、天窓に特有の夏の直射光による暑さも軽減できます。


まとめ

光ダクトが有効に利用できるシーンについて、参考になりましたでしょうか?


住宅を設計するうえで、明るさがとりにくいお部屋は出てきてしまうことも多いかと思いますが、そのようなシーンで、光ダクトについて考えることで、間取りの自由度も広がるのではないでしょうか。

光ダクトを日当たりの問題を改善のために利用されているシーン

  • 間取りの関係で、日当たりの悪い北側の居室

  • 立地上、隣家との距離が近く、窓から光が入らない居室

  • 窓や天窓に面していない部屋


フッター背景画像 鋼鈑商事「どこでも光窓」

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