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住まいや光に関する記事

太陽光照明とは?仕組み・特徴と住宅での活用イメージをやさしく解説

  • 執筆者の写真: 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
    鋼鈑商事株式会社 建材事業部
  • 2018年2月22日
  • 読了時間: 7分

更新日:6月5日


「日中なのに部屋が暗い」「窓を増やしたいけれど、間取りや立地の関係で難しい」


こうした住まいの悩みを解決する方法のひとつとして注目されているのが、太陽光照明です。


太陽光照明は、太陽の自然な光を室内に取り入れ、電気を使わずに空間を明るくする仕組みです。

名前は聞いたことがあっても、「どんな仕組みなのか」「自宅でも使えるのか」「照明と何が違うのか」がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。


この記事では、太陽光照明の基本的な考え方から、特徴、住宅での活用イメージ、検討する際のポイントまでを、初めての方にも分かりやすく解説します。





太陽光照明とは?


太陽光照明とは、屋外の太陽光を集め、その光を建物の内部まで導き、室内を明るくするための採光システムです。


電気を使って光を発生させる照明器具とは異なり、太陽の光そのものを利用するという点が大きな特徴です。



太陽光照明の種類について

太陽光照明には大きく分けて3種類があり、それぞれについて言葉を補足して書くと次のようになります。

表. 太陽光照明の種類

太陽光照明の種類

光源

類義語

太陽光(の明るさを利用する)照明

自然光(太陽光)

採光システム

採光装置、昼光照明

太陽光(で発電・蓄電する)照明

人工光(LEDなど)

ソーラーライト

太陽光(を人工光で再現した)照明

人工光(LEDなど)

擬似太陽光照明、

人工太陽光照明


つまり、今回説明する太陽光照明は「発電して光らせる」のではなく、「自然光を運ぶ」仕組みだと言えます。



どんな場所で使われてきたか

太陽光照明は、これまで主に次のような場所で活用されてきました。


  • 窓のない部屋

  • 建物の中央部分

  • 廊下や階段、ホールなどの共用空間


近年では、住宅の快適性や省エネルギーへの関心の高まりから、一般住宅でも検討されるケースが増えています。



💡 太陽光照明と似た言葉に「昼光」「採光」という考え方があります




太陽光照明のメリットと注意点


太陽光照明には魅力的な点がある一方、事前に知っておきたい注意点もあります。ここでは、一般的な視点から整理します。



太陽光照明の主なメリット

日中の電気使用を抑えられる

自然光をそのまま利用するため、日中の照明に電力を使わずに済みます。


自然光ならではの明るさ

時間帯や天候によって光が変化し、人工照明とは異なるやわらかさがあります。


空間の印象が変わる

暗くなりがちな場所でも、自然な明るさを感じられるようになります。



事前に知っておきたい注意点

夜間は光を取り入れられない

太陽光を利用するため、夜は別の照明が必要です。


天候の影響を受ける

曇天や雨天時は、光の量が少なくなります。


建物条件によって効果が変わる

採光できる位置や導光経路によって、明るさに差が出ます。



太陽光照明は万能な照明ではありませんが、条件が合えば大きな効果を発揮する仕組みです。




太陽光照明の基本構造を知ろう

太陽光照明(光ダクト)の模式図 採光部 導光部 放光部
図. 太陽光照明(光ダクト)の模式図

太陽光照明は、製品や方式が異なっていても、基本的な考え方は共通しています。

一般的には、次の3つの要素で構成されています。



光を取り入れる部分(採光部)

屋根や壁など、屋外で太陽光を受ける部分です。

太陽の光を効率よく集めるための工夫が施されます。



光を運ぶ部分(導光部)

取り入れた光を、明るくしたい場所まで届ける部分です。

光を反射させたり、まとめて運んだりと、さまざまな方法が用いられます。



室内に広げる部分(放光部)

導光部を通ってきた光を、室内に拡散させる部分です。

まぶしさを抑えつつ、空間全体に光を広げます。




太陽光照明に用いられる主な導光方式

光ダクトによる導光

太陽光照明には、光の運び方にいくつかの考え方があります。

ここでは、一般的に知られている代表的な方式を紹介します。



反射を利用して光を運ぶ方式(光ダクト方式)

内側が反射性の高い素材でできた管(光ダクト)を使い、光を何度も反射させながら室内へ届ける考え方です。ライトパイプやライトチューブなどとも呼ばれます。


  • 比較的シンプルな構造

  • 建物の構造や導線に影響を受けやすい



🔍 光ダクトの仕組みを、もう少し詳しく知りたい方は次の記事をご参考ください。



細い媒体で光を届ける方式(光ファイバー方式)

光を集めて、非常に細いワイヤー(光ファイバー)を通して室内まで運ぶ考え方です。


  • 狭いスペースにも対応しやすい

  • 光を集めるための仕組みが必要になる




現在市販されている太陽光照明製品について


光ダクト方式の太陽光照明製品

〇SOLATUBE

アメリカにあるSolatube International, Inc.より、全世界で販売されている太陽光照明「SOLATBE」です。


SOLATUBEホームページ トップ画像

参照:SOLATUBE(Solatube International, Inc.)ホームページ




〇Sunpipe

イギリスにあるMonodraught Ltd.より販売されている太陽光照明「Sunpipe」です。


Sunpipeホームページ トップ画像

参照:Sunpipe (Monodraught Ltd.)ホームページ




〇VELUX SUN TUNNEL

デンマークに本部を持つVELUX Groupの太陽光照明「VELUX SUN TUNNEL」です。


VELUX SUN TUNNELホームページ トップ画像

参照:VELUX SUN TUNNEL (VELUX)ホームページ



光ファイバー方式の太陽光照明製品

〇Himawari(ひまわり)

日本にあるラフォーレエンジニアリング株式会社の太陽光照明「Himawari(ひまわり)」です。


HIMAWARIホームページ トップ画像
参照:HIMAWARI (ラフォーレエンジニアリング株式会社)ホームページ



製品ごとに異なる主なポイント

太陽光照明製品は、次のような点で違いが見られます。


採光の考え方

主に屋根から光を取り入れるもの、壁面を活用するものなど


光の導き方

反射を活かす方法、光をまとめて届ける方法


想定されている用途

一般住宅向け、非住宅・大空間向けなど


製品の特徴はさまざまであり、どれが適しているかは住まいの状況によって変わります。




太陽光照明はどんな住まいに向いている?


太陽光照明が向いているケース

  • 日中に使う時間が長い部屋がある

  • 窓から十分な光が届かない空間がある

  • 新築や大規模リフォームを検討している



慎重に検討したいケース

  • 夜間の照明が主な目的

  • 建物構造に大きな制約がある






太陽光照明を検討する際の考え方


太陽光照明を検討する際は、製品どうしを比べる前に、次のような視点で考えることが大切です。


  1. どの場所を明るくしたいか

  2. 日中と夜間、どちらの利用が多いか

  3. 光を取り入れられる位置はどこか

  4. 建物の構造や間取りとの相性

  5. 将来の使い方や暮らし方


これらを整理することで、自分の住まいに合った考え方が見えてきます。



💬 日当たりや明るさで悩んでいませんか?

太陽光照明が使えるかどうかは、住まいの条件次第です。


「まずは資料を見たい」という方はこちら。

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🔍FAQ|よくある質問


Q. 太陽光照明とは何ですか?

A. 太陽光照明は、室内を明るくするために、太陽光を効率よく利用するために鏡や拡散板、レンズやプリズムといった光制御技術を用いた特殊な照明器具です。ただし、太陽光で発電した照明器具や太陽光を模した照明を太陽光照明と呼ぶ場合もあります。


Q. 太陽光照明にはどんな導光方式がありますか?

A. 主に光ダクト方式と光ファイバー方式があります。


Q. 太陽光照明は日本で販売されていますか?

A. はい、いくつかの太陽光照明が日本で販売されています。




まとめ|太陽光照明は住まいに合えば有効な選択肢


太陽光照明は、電気に頼らず自然光を室内に取り入れるための仕組みです。すべての住まいに向いているわけではありませんが、条件が合えば、日中の快適性を大きく高めることができます。


大切なのは、「どの製品が良いか」をすぐに決めることではなく、自分の住まいにとって、どんな光が必要なのかを考えることです。


住まいごとの条件を整理しながら、太陽光照明という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。


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