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住まいや光に関する記事

家に囲まれた住宅でも1階は明るくできる?光ダクトの日当たり改善効果を検証

  • 執筆者の写真: 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
    鋼鈑商事株式会社 建材事業部
  • 2018年12月5日
  • 読了時間: 6分

更新日:6月24日


住宅密集地に建つ家では、隣家に囲まれることで1階の部屋が暗くなりやすいという課題があります。


「窓はあるのに日中でも照明が必要」「新築なのに思ったより暗い」このようなお悩みを持つ方は少なくありません。


本記事では、家に囲まれた住宅密集地の1階居室を想定し、光ダクト(どこでも光窓)を設置することで日当たりがどの程度改善できるのかを、明るさシミュレーションによって検証した結果をご紹介します。





住宅密集地で家に囲まれた家が暗くなりやすい理由

住宅密集地のイメージ図

住宅密集地では、土地条件や周辺環境によって、十分な採光を確保しにくいケースが多く見られます。


特に家に囲まれた住宅では、次のような理由から1階の部屋が暗くなりがちです。


  • 隣家との距離が近く、直射日光が入りにくい

  • 1階では天空光(空からの拡散光)や建物の反射光も遮られやすい

  • 都市部では3階建て住宅が多く、周囲を高い壁面に囲まれやすい


その結果、南向きや西向きの窓があっても、「窓はあるのに明るさを感じにくい部屋」になってしまうことがあります。

日当たりが悪い家の原因は一つではありません。

周囲の建物や土地条件、間取りや住んでからの変化など、状況によって考え方が異なります。

 ▶︎ 日当たりが悪いと感じている方はこちら

(原因別に詳しい解説ページをまとめてご案内しています)




家に囲まれた住宅に光ダクトが効果的な理由


このような条件の厳しい住宅でも、日当たり改善の有効な手段として注目されているのが光ダクトです。


光ダクトは、採光条件の良い位置(天窓や高い位置の窓)から取り入れた自然光を、内側が鏡状になったダクトを通して、光の届きにくい部屋へ効率よく運ぶ仕組みです。


特に住宅密集地では、


  • 屋根上は周囲の建物と高さが揃いやすく、比較的採光しやすい

  • 天窓は隣家の影響を受けにくい


といった理由から、天窓+光ダクトの組み合わせが高い効果を発揮します。


土地条件や間取りの都合で暗くなりがちな部屋でも、光ダクトを取り入れることで、日当たりを改善できる可能性があります。



光ダクトをもっと知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。




シミュレーション条件|家に囲まれた住宅モデルの設定


光ダクトの効果を定量的に確認するため、住宅密集地に建つ戸建住宅を想定した検証モデルを作成しました。



検証モデルの概要

  • 周囲を3階建て住宅に囲まれた住宅密集地

  • 敷地条件:西側が道路に面した旗竿地

  • 検証対象:1階 南西側にある約6畳の居室

  • 窓:南面・西面に比較的大きな窓を設置


屋根面には500mm×500mmの天窓を設け、そこから約6mの光ダクトを通して1階天井へ放光する設定としました。


比較として、光ダクトを設置しない場合(窓のみで採光)の明るさも同条件で検証しています。


家に囲まれた家における光ダクトの検討モデル 鳥観図
図. 検討モデルの鳥観図

家に囲まれた家における光ダクトの検討モデル 周辺状況
図. 検討モデル 周辺状況

家に囲まれた家における光ダクトの検討モデル 住宅断面図
図. 検討モデル 住宅断面図



光ダクト設置前後で部屋の明るさはどう変わる?



シミュレーション条件

  • 時刻:春分の日 12:00

  • 天候:曇天(最低限の明るさを確認するため)


曇天条件で検証することで、「天気が悪い日でもどの程度の明るさが得られるか」を確認しています。



南向き戸建て住宅の日当たりシミュレーション結果をもっと見たい方はこちらをごらんください。




輝度画像で見る室内の印象の変化


まずは、実際の見た目に近い輝度画像で室内の明るさを確認します。



光ダクトなしの場合

家に囲まれているため、窓の外は隣家の壁が見え、室内全体に暗い印象があります。


床面の一部にわずかな明るさは見られますが、日中でも照明が必要と感じるレベルです。


光ダクトによる照度向上の効果 光ダクトがない場合の室内の輝度画像
図. 光ダクトなし 輝度画像


光ダクトありの場合

天井の放光部から自然光が供給されることで、壁面や床面がしっかりと照らされ、空間全体が明るい印象に変化しました。


窓からの光量は変わらないにもかかわらず、天井面からの光が加わることで、体感的な明るさが大きく改善されていることが分かります。


光ダクトによる照度向上の効果 光ダクトがある場合の室内の輝度画像
図. 光ダクトあり 輝度画像



床面照度分布で見る数値的な改善効果

続いて、部屋の床面照度分布を確認します。



光ダクトなしの場合

  • 窓付近のみ照度がやや高い

  • 室内の大部分は 0~50lx の範囲

  • 全体として暗い部屋


光ダクトによる照度向上の効果 光ダクトがない場合の室内の照度疑似カラー画像 鳥観図
図. 光ダクトなし 床面照度画像


光ダクトありの場合

  • 光ダクト直下を中心に照度が向上

  • 室内全体で 50~100lx程度 の照度を確保

  • 部屋全体の日当たりが大きく改善


光ダクトによる照度向上の効果 光ダクトがある場合の室内の照度疑似カラー画像 鳥観図
図. 光ダクトあり 床面照度画像

本シミュレーションは曇天条件のため、晴天時にはさらに明るくなることが予測されます。




家に囲まれた1階でも日当たり改善は可能


今回のシミュレーション結果から、


住宅密集地で家に囲まれた住宅の1階でも、光ダクトを用いることで明るさを改善できる


ことが確認できました。


土地条件だけで「この部屋は暗くなるから仕方ない」と諦めるのではなく、間取り計画と合わせて光ダクトを検討することで、住まいの自由度は大きく広がります。




無料の日当たりシミュレーションのご案内


鋼鈑商事では、光ダクト「どこでも光窓」を導入をご検討いただいているお客様に対して、無料で日当たりのシミュレーションを行っています。


光ダクトの導入提案のための副次的な結果ですので、全て無料です。最終的に光ダクトが不採用でも、費用は必要ありません。


お部屋が暗くてお困りの方や、家に囲まれた土地にこれから新築をお考えの方はお気軽にご相談ください。



光ダクトを活用して日当たりを劇的に改善した事例や、製品説明をまとめました。

資料ダウンロードページへの遷移を促すパンフレットの画像。



まとめ|家に囲まれた土地でも明るい住まいはつくれる


家に囲まれた住宅密集地では、1階の部屋が暗くなりがちですが、光ダクトを活用することで、曇天時でも十分な明るさを確保できる可能性があります。


新築・リフォームを問わず、日当たり対策の選択肢のひとつとして光ダクトを取り入れてみてはいかがでしょうか。


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