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住まいや光に関する記事

暗いお部屋の原因は? 明るくするための改善ポイントも合わせてご紹介!

  • 執筆者の写真: 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
    鋼鈑商事株式会社 建材事業部
  • 2017年11月6日
  • 読了時間: 9分

更新日:10月22日


「昼間なのに部屋が暗い…」そんなお悩み、ありませんか?


晴れているのに照明を点けないと過ごせない部屋。なんだか気分も沈みがちになりますよね。電気代が気になるのはもちろんですが、「昼間くらいは自然光で過ごしたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。


でも、部屋が暗くなるのにはちゃんとした理由があります。

その原因を知ることで、今よりもずっと快適で明るい空間に変えることができるかもしれません。


この記事では、部屋が暗くなる主な原因と、明るくするための具体的な改善ポイントをご紹介します。「もっと明るく、気持ちよく過ごしたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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日中は照明なしで快適に過ごしたい!


自然光を取り入れて生活することで、照明に頼らずに過ごすことができます。そんな暮らしには、次のようなメリットがあります。


・外の様子を感じられる

窓から差し込む光で、季節や天気の変化を肌で感じられ、開放感もアップします。


・電気代の節約につながる

日中の照明使用を減らすことで、毎月の電気代を抑えることができます。


・体内時計の調整や気分の安定に効果的

太陽光を浴びることで、体内時計が整いやすくなり、うつ病予防にもつながるとされています。


ただし、自然光の量が不十分な場合は、これらの効果が十分に得られないことも。

それでも「自然光で過ごす方が気分的に心地よい」と感じる方は多いのではないでしょうか?




お部屋が暗くなってしまう原因とは?


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部屋が暗いことには明確な原因があります。


その原因を見つけることで、明るくするために対策することも可能になります。お部屋が暗くなる原因をいくつかご紹介します。


室内の問題


部屋が暗く感じる原因は、屋外の光がうまく室内に届いていないことにあります。

自然光は主に窓や天窓から入ってきますが、その光が室内の壁・天井・床などに反射することで、部屋全体が明るくなります。


しかし、以下のような室内環境の問題があると、光の量や反射が妨げられ、部屋が暗くなってしまいます。


光を遮る要因

・厚手のカーテンや窓周辺の雑貨や家具

これらが窓を覆ってしまうと、光の侵入量が大きく減少します。


光の反射を妨げる要因

・壁紙・床・天井の色が暗い

暗い色は光を吸収しやすく、反射が弱くなるため、窓から離れた場所ほど暗くなりがちです。

 

窓際は明るいのに、部屋の奥が暗いと感じる場合は、こうした室内の要因が影響している可能性があります。


まずは、光の入り方と反射の仕方を見直すことで、部屋の明るさを改善できるかもしれません。



家の設計の問題


室内が暗く感じる原因は、家の設計そのものにある場合もあります。特に「窓の位置・大きさ・性能」は、自然光の取り込みに大きく影響します。


窓の向きと面積

光を取り込む窓の向き大きさによって、室内に入る光の量は大きく変わります。

北向きの窓

直射日光が入りにくく、明るくなる時間が限られます。


窓が小さい部屋

当然ながら光の量も少なくなり、暗くなりがちです。


立地や間取りの都合で北側に部屋を配置するケースも多く、これが暗さの原因になることもあります。



部屋の広さと奥行き

部屋が広い場合、窓から遠い場所ほど光が届きにくくなります。特に奥まったスペースは、自然光が届かず暗くなりやすい傾向があります。


窓ガラスの性能

最近の住宅では、遮熱・断熱性能の高い窓ガラスが使われることがあります。


これらは室内の温度上昇を防ぐメリットがありますが、光の透過率が低い製品も多く、結果として部屋が暗くなってしまうことも。


特に北側の窓では、熱の侵入が少ないため遮熱性能がそれほど必要ない場合もあり、光を取り入れるという点では不利になることがあります。



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周辺環境の問題


室内が暗く感じる原因は、家の外の環境にも大きく関係しています。いくら窓を多く設けても、周囲の状況によって光が遮られてしまうことがあります。


敷地内の遮蔽物

塀や樹木などが窓の前にある場合

光の侵入が妨げられ、室内が暗くなってしまいます。特に背の高い植栽や構造物は、日中でも影を作りやすくなります。


隣家の影響

住宅密集地では隣家との距離が近く、光が入りにくい

特に冬場は太陽の位置が低くなるため、1階部分にはほとんど直射光が届かないこともあります。


・隣家の外壁が黒や濃い色の場合

光の反射が弱くなり、さらに暗さを感じやすくなります。


周辺の高層建築物

・南側に高いマンションや建物がある場合

時間帯によって日陰になり、自然光が遮られてしまうことがあります。これにより、日中でも部屋が極端に暗くなるケースも。





お部屋の暗さを改善するための対策は?


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STEP1. まずは原因をチェック!暗さの診断から始めましょう


お部屋が暗いと感じたら、まずはその原因をしっかりと診断することが大切です。

原因がわかれば、適切な対策も見えてきます。


1. 自然光の入り方を確認する

照明をすべて消して、部屋に入ってくる光がどの窓から、どれくらい入っているかをチェックしましょう。


時間帯や季節によって太陽の位置は変わるため、「いつも明るい窓」は存在しません。

そのため、光が入るはずの時間帯でも暗い場合は、隣の建物や周辺環境によって影になっている可能性があります。


2. 室内の遮光要因を見直す

窓の周りに厚手のカーテンや家具、雑貨などが置かれていないかを確認しましょう。


これらが光を遮ってしまうと、せっかくの自然光が部屋に届きません。


3. 窓の性能もチェック

窓ガラスの種類によっては、遮熱・断熱性能が高い代わりに光の透過率が低いものもあります。


特に北側の窓では、遮熱性能よりも光の取り込みを優先した方が良い場合もあります。



STEP2. 自分でできる工夫で、部屋を明るくしてみよう!


暗さの原因が室内にある場合は、ちょっとした工夫で改善できることもあります。まずは、自分でできる範囲から試してみましょう。


1. 窓周辺のレイアウトを見直す

窓の近くに家具や家電、雑貨などを置いていませんか?

これらが光を遮ってしまうと、部屋全体が暗くなってしまいます。


また、直射日光が家具に当たると日焼けや変色の原因にもなるため、窓周辺はなるべくすっきりさせるのがおすすめです。


2. 色使いで光を活かす

・カーテンや絨毯の色を明るくする

白や淡い色は光を反射しやすく、部屋全体を明るく見せてくれます。

ただし、光沢のある素材は眩しさを感じることもあるので、選ぶ際は注意しましょう。


・レースカーテンを活用する

透過性の高いレースカーテンなら、外からの視線を遮りつつ、自然光をしっかり取り込めます。


・壁紙・床・家具の色もチェック

全体的に明るい色で統一すると、光の反射が増えて部屋が明るくなります。

ただし、夜間の照明とのバランスも考えて、インテリアの雰囲気に合った色選びを心がけましょう。


3. 外の環境も見直してみる

窓から入る光は、直射日光だけではありません。

庭やベランダ、隣家の壁などに反射した光も、室内の明るさに影響します。


・敷地内の塀を白く塗る

・明るい色の砂利を敷く

こうした工夫で、反射光を増やし、室内に届く光の量をアップさせることができます。


隣家の壁などは変えられませんが、自分の敷地内でできる工夫は意外と多いものです。




STEP3. リフォームで根本的な改善を目指す


窓周辺の工夫やインテリアの見直しだけでは改善が難しい場合、家そのものの構造や設備に原因がある可能性があります。


そんなときは、リフォームによる根本的な対策を検討してみましょう。


1. 窓の性能を見直す

窓ガラスの透過率が低いタイプは、直射日光が強く差し込む南側や西側には有効ですが、北側などでは光の量が不足しがちです。


そのため、方位に応じて透過率の高いガラスに交換することで、室内の明るさが改善されることがあります。


また、窓枠の色や素材によっても印象が変わるため、暗く感じる場合は窓の色やデザインの変更も検討してみましょう。


2. 窓の数を増やす

自然光の入口は窓です。窓の数を増やすことで、光の量も増加します。


ただし、窓の増設には工事が必要で、断熱性や防音性への影響もあるため、方位や立地条件を考慮しながら、最小限で最大の採光効果が得られる位置に設置するのがポイントです。



3. 間取りの変更も視野に

より大きな改善を目指すなら、間取りの見直しやリノベーションも選択肢のひとつです。


例えば:


リビングを2階に移すことで、より多くの光を取り込めるようになる

吹き抜けを設けて高い位置に窓を設置することで、隣家の影響を受けにくくなる


高い位置の窓は、周囲の建物による遮光を避けやすく、部屋全体を明るくする効果が大きいです。




4. タイミングを見極めて

リフォームには費用がかかるため、老朽化による改修やライフスタイルの変化に合わせて行うのが理想的です。


将来的な住まいの快適性を考えながら、計画的に進めましょう。





「光ダクト」によるリフォームが効果的

お部屋が暗い時は光ダクトのリフォーム 模式図 採光部 導光部 放光部 住宅

「光ダクト」は、光の入る窓の光を、光が届かない部屋まで効率よく届けるためのアイテムです。


費用はそれなりにかかってしまいますし、光ダクトのためのダクトスペースなどのデメリットもありますが、間取りが大きく変わらないため、住宅全体のリフォームほどの費用はかかりません。

住宅を最も知っているのは、住宅を建てられた工務店やハウスメーカーですので、実際にリフォームを行わないにしても、一度相談してみてはいかがでしょうか。

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まとめ


住んでみてから、暗いと感じるお部屋が出てきたとき、まずは原因を調査し、お部屋を見直してみましょう。


部屋が暗い原因は様々ですが、ある程度は費用をそれほどかけずに工夫で明るくなります。


周辺環境の関係でどうしても暗くなってしまう場合には、長く使うことになる住まいですので、リフォームも考えてみてはいかがでしょうか。


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