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住まいや光に関する記事

  • 執筆者の写真鋼鈑商事株式会社 建材事業部

窓が少ない家でも暗いと後悔しないための工夫とは?

更新日:4月4日


最近新築された住宅を見ると、窓が少ないと思いませんか?

窓が少ない住宅は、シンプルでモダンなデザインが好きな方が選んでいたり、また多くのメリットがあることから住宅会社や設計者でもお勧めする場合があり人気が高まっています。

ですが、窓が少ないため、十分に注意しなければ当然家の中が暗くなりがちで、実際に窓が少ない家を建てて後悔しているというコメントも見かけます。

今回は窓が少ない家でも暗いと後悔しないための家作りの工夫について説明します。

 
 

窓が少ない家が人気。その理由とは?

窓が少ない家でも暗いと後悔しないための工夫とは? イメージ画像

シンプルなデザインが格好いい

モダンなデザインを好む方には、窓を少なくしたシンプルなデザインが人気です。


形状的に凹凸の少ない総2階の家では、窓がないことにより建物の形状や輪郭が際立ち、「箱」という感じが強く表れます。

冬でも家が寒くなりにくく、暖房費も節約できる

家の熱は窓から逃げていく割合が高いので、窓を少なくすることで家としての断熱性能が高くなります。


そのため、窓の少ない家は、冬でも家の中の温度が下がりにく、寒くなりにくい家になります。暖房の使用も少なくなりますので、暖房費用の節約にもなります。

防犯性が高く、プライバシーも守られる

空き巣の侵入経路の多くは「窓」といわれていますので、窓を少なくすることで警戒すべき箇所が減り、防犯性を高められます。


また、通りや隣家に面している土地では、窓が多いと外から家の中が見られることもあります。

窓を少なくすると、見られるリスクも減り、プライバシーも守られます。

建築費用を抑えられる

窓を設置する費用は、壁だけと比べると当然高くなります。


窓を減らすことで、建築費用を抑えることが出来ます。


窓の少ない家は日中でも暗くなってしまうことも・・・

窓が少ない家でも暗いと後悔しないための工夫とは? イメージ画像2

窓の少ない家には多くのメリットもありますが、太陽の光を家の中に取り込みにくい、というデメリットもあります。


このデメリットを考慮しないと、家の中が日中でも暗くなり、一日中電気をつけなければならないというストレスを感じてしまいます。また、太陽の光を効果的に取り込むことで、照明費や冬の光熱費といった電気代を下げられる場合もあります。


立地上日当たりが悪いというのであれば別ですが、家には日が当たるけど窓が少ないのでお部屋は暗い、というように、家づくりに後悔が残ってしまうことにもなりかねません。

窓の少ない家を選ぶときは、家が暗くてならないように対策をすることが非常に重要です。



家を暗いと感じさせないために気をつけるべき3つの工夫

窓が少ない家でも暗いと後悔しないための工夫とは? イメージ画像3

多くの小さい窓よりも少ない大きな窓を基本にする

明かりが欲しいお部屋には、必要な明るさがとれるだけの十分な大きさの窓を設置しなければなりませんが、その際には小さな窓を増やすのではなく、大きな窓を設置する方がお部屋が明るくなります。


小さい窓は壁の厚みや窓枠で光が入る量が削られてしまいますので、同じ面積だけの窓を確保しても明るさに違いが出るのです。


家の構造や視線などに問題がないのであれば、明るさが確保できるだけの窓を設置することが窓の数を少なくするのに効果的です。

間仕切りを減らし、家全体を大きな空間にする

設計時に、出来るだけ間仕切りを減らすような間取りにすると、暗い場所が出来にくくなります。


光は遮られるものがなければ、奥の方まで広がっていきます。

逆に壁で仕切られた部屋には、窓がないと光が入りませんので、必ず窓を設けなければ暗くなってしまいます。


廊下やホールを設けない間取りや吹き抜けで1階と2階をつなぐ間取りとすることで、家の中に光を行き渡らせて窓を減らすことができます。


透過する素材を使った建具や間仕切りを利用しても多少は光が届きますので、間仕切りを作る必要がある場合には利用してみましょう。


ただし、空間が大きくなると、全体に届かせるだけの光量が必要となりますので、窓は通常より大きくするようにしましょう。

部屋の中心を明るくする間取りを取り入れる

お部屋が大きくなると、お部屋の奥側はどうしても暗くなってしまいます。

少し間取りの工夫が必要になりますが、お部屋の中心付近に光が入るようにすると、窓が少なくても暗くなりにくい家になります。

その方法のひとつは、天窓を利用することです。天窓とは屋根につける窓のことです。

空に向いているため、通常の窓よりも多くの光を取り込めますし、隣家によって影になることもありません。


壁につける必要がないため、お部屋の中心に光が届くように設置することが出来ますが、平屋や吹き抜けの間取りにしなければ天窓は利用できないという欠点があります。


2階建ての1階で吹き抜けに出来ないような場合には、「光ダクト」の構造にすると天窓で取り込んだ光を1階でも利用できます。


光ダクトとは、内面が鏡状になった管または空間のことです。

光ダクトは、片側から光を取り込み、鏡で光を反射させながらもう片側へ高効率で光を届けます。

原理的には吹き抜けと同じですが、光を届ける効率が良いため、吹き抜けほど大きなスペースを必要としません。


家の構造を大きく変えたり、居住スペースとなる床面積を大きく減らすことなく設置できます。

窓を少なくして暗くなりそうな家には、天窓や光ダクトを検討してみてはいかがでしょうか。


まとめ

窓が少ない家は、デザインや高い断熱性・防犯性などの理由で人気が高まっていますが、間取りや窓を工夫しなければ暗くなり後悔してしまいます。

新築で窓の少ない家を検討されている方は、窓の大きさや間取り、天窓や光ダクトなどお部屋を明るくする工夫を取り入れるようにしてみましょう。


フッター背景画像 鋼鈑商事「どこでも光窓」

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