遮熱とは?断熱との違い・効果・住宅での具体的な対策をわかりやすく解説
- 鋼鈑商事株式会社 建材事業部

- 2018年7月18日
- 読了時間: 4分
更新日:6月12日
夏になると、「エアコンをつけてもなかなか涼しくならない」と感じたことはありませんか?
その原因の一つが、太陽や熱い物体からの放射熱です。
実は、断熱だけではこの暑さは十分に防げません。
そこで重要になるのが「遮熱」という考え方です。
この記事では、
遮熱とは何か
断熱との違い
具体的な対策方法
を、できるだけわかりやすく解説します。
遮熱とは?【結論:日差しの熱を防ぐこと】

遮熱とは、太陽や太陽によって熱くなった物体から届く「放射熱」を室内に入れない技術です。
太陽の熱は、空気を通さずに赤外線として直接届きます。
また直射日光や外気で温められた周辺建物、屋根が壁などからも放たれます。
遮熱はこの熱を
→ 反射する
→ 入らないようにする
ことで、室内の温度上昇を防ぎます。
つまり、
👉 遮熱=熱線を防ぐ対策
と考えると理解しやすくなります。
断熱との違い【ここが重要】

よく混同されるのが「断熱」です。
違いをシンプルに整理すると、
遮熱:外の熱を入れない(主に夏)
断熱:熱を伝わりにくくする(夏・冬)
という役割になります。
👉 夏の暑さ対策は「遮熱」がカギ
👉 快適な家づくりには両方必要
遮熱の仕組み【超シンプル解説】
熱の伝わり方には3種類あります。
伝導:壁や床から伝わる
対流:空気の流れで伝わる
放射:赤外線として届く
この中で、遮熱が防ぐのは「放射」です。
断熱性が良い家でも生じる夏の暑さの原因は、
窓から入る放射熱
温められた建材から放たれる放射熱
です。
👉 だから遮熱が効く
遮熱の効果【実際にどう変わる?】

遮熱を取り入れると、
・室温の上昇を抑えられる
・エアコンが効きやすくなる
・電気代の削減につながる
といった効果があります。
特に窓から入る熱は非常に大きく、ここを対策するかどうかで体感は大きく変わります。
住宅でできる遮熱対策

■ Low-Eガラス(最重要)
窓に特殊な膜をつけて、熱を反射します。
・夏 → 外の熱をカット
・冬 → 室内の熱を逃がさない
👉 窓対策の基本
■ 遮熱塗料
屋根や外壁の温度上昇を抑えます。
👉 特に屋根に効果あり
※冬は暖かさを取り込みにくい点に注意
■ 遮熱シート
屋根や壁の内側に施工するシートです。
👉 熱の侵入を減らす
※断熱材とセットで使う前提
■ 外付けブラインド
窓の外で日差しを遮り、窓が温まるのを防ぎます。
👉 室内に入る前にカットできるので効果大
(すだれ・よしずと同じ仕組み)
■ 庇(ひさし)
太陽の角度を利用する方法です。
・夏 → 日差しを遮る
・冬 → 日差しを取り込む
👉 設計次第で最も効く
■ カーテン・ブラインド・ロールスクリーンなど
熱くなった窓からの放射熱を遮ります。
👉 家の中に取り込んでいるので効果は限定的
遮熱の注意点

遮熱にはメリットだけでなく注意点もあります。
・冬の日差しが減ることがある
・部屋が少し暗くなる可能性
・設置方法で効果が大きく変わる
👉 設計がとても重要
日当たりが悪くならないか心配な方へ
遮熱のやり方によっては明るさに影響が出る場合には、
日当たりをシミュレーション
が有効です。
日当たりのシミュレーションでは、照度や明るさによる見た目の変化を事前に計算することができます。
感覚ではなく「見える化」して判断することが大切です。
日当たりのシミュレーションについて詳しく知りたい方はこちら。
ご自宅の日当たりは事前にシミュレーションすることができます。

まとめ
遮熱とは、太陽の熱(放射)を防ぐ技術です。
断熱とは役割が違うため、組み合わせることでより快適な住まいになります。
特に夏の暑さ対策には非常に効果的です。
日当たりとのバランスを取りながら、最適な方法を選ぶことが快適な住まいにつながります。




























































