皆さんこんにちは。
先日、東洋鋼鈑も協賛しています、一般社団法人 エコハウス研究会の「そらどまの家」キックオフミーティングが開催されました。今回はその様子をお伝えします。
エコハウス研究会と「そらどまの家」について
エコハウス研究会とは
エコハウス研究会とは、日本の住宅建築の歴史に学び、地域にあったエコハウスを提案していく建築関係者による組織です。
代表を務める丸谷博男氏が35年のエコハウスの取り組みで培ったパッシブ手法「そらどまの家」の普及を目的としています。
エコハウス研究会では、Facebookによる情報発信や意見交換、また、丸谷博男氏によるエコハウスマイスター講習を実施し、エコハウスの普及に努めています。
「そらどまの家」とは
エコハウス研究会が提案している「そらどまの家」とは、日本の民家の歴史から学ぶ省エネルギーで健康的な住宅を実現するための建築の考え方です。
「そらどまの家」は、基本となる呼吸する壁や室内換気方法、調湿建材、輻射式の冷暖房などを組み合わせ、地域環境や規模の住宅それぞれに適した方法で作られます。
「そらどまの家」キックオフミーティングについて
しかし、「そらどまの家」は、現代住宅で汎用的に使用されていない建材を使用すること、また、空調や冷暖房設備などに対する知識が必要なこと、などの理由から、だれでも簡単には建てられない、という課題がありました。
そこで、「そらどまの家」をより簡単に建てられるようにするための組織づくりを目的としたキックオフミーティングが開催されることとなりました。
「そらどまの家」キックオフミーティング内容
今回の「そらどまの家」キックオフミーティングは東京で行われましたが、全国からエコハウスマイスターの方が集まり、関東近県だけでなく、九州からの参加者もいらっしゃいました。
内容としましては、新しい組織体制やどのようにして普及していくか、ということの報告がなされました。
富山県の工務店 株式会社ジュープラス 代表取締役 永森氏
エコハウス研究会に参加している株式会社ジュープラスの永森氏は、過去の経験から「そらどまの家」の考え方に共感し、住む人のための住宅を作りたい、と語っていました。
一般社団法人エコハウス研究会 代表理事 丸谷氏
最後に、エコハウス研究会の代表の丸谷氏が総括していました。全国から非常にたくさんの方が集まったことに感謝し、これからのエコハウス研究会と「そらどまの家」について語っていました。
そらどまの家と光ダクト
現在、都内で設計中の「そらどまの家」のモデルハウスの一つで、東洋鋼鈑の光ダクト「どこでも光窓」も取り入れた住宅についても発表されました。
「どこでも光窓」を使うことで、土地の日当たりや周辺環境によらず住宅を明るくすることができるため、土地代を安くしたり、窓の数を削減してコストを削減したりでき、その分住宅の仕様をあげることもできます。
完成は、年明け頃とのことですので、随時状況をご連絡していきたいと思います。