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住まいや光に関する記事

採光や通風の確保に有効なスリット窓とは? 縦型・横型の違いやメリット・デメリット

  • 執筆者の写真: 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
    鋼鈑商事株式会社 建材事業部
  • 2021年5月28日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月28日


住宅密集地や北側の部屋など、

「大きな窓は付けられないけれど、できるだけ光や風を取り入れたい」

そんな悩みを持つ方から注目されているのがスリット窓です。


一方で、


「思ったより暗かった」

「デザイン重視で付けたら使いづらかった」


といった声があるのも事実です。


本記事では、スリット窓の基礎から縦型・横型の違い、向いているケース・向いていないケース、後悔しないための設計ポイントまで詳しく解説します。

あわせて、スリット窓では採光が足りない場合の代替手段についても紹介します。





スリット窓とは?普通の窓との違い


スリット窓の基本


スリット窓とは、幅を抑えた細長い形状の窓のことです。


「スリット(slit)」は“隙間”を意味し、一般的な引き違い窓に比べて開口幅が小さいのが特徴です。



スリット窓が選ばれる理由


  • 外から室内が見えにくい

  • 限られたスペースにも設置できる

  • 採光・通風・デザイン性をバランスよく確保できる


特に、プライバシーを重視したい住宅密集地では有効な選択肢となります。




スリット窓の種類|開閉タイプとFIXタイプ


スリット窓には大きく分けて2種類があります。



開閉タイプ


  • 窓を開けて換気ができる

  • 滑り出し窓・上げ下げ窓などがある

  • トイレや階段、廊下など換気したい場所向き



FIX(フィックス)タイプ


  • 開閉できない固定窓

  • サッシが細く、すっきりした外観

  • 採光やデザインを優先したい場合に適している


※ 換気が目的でなければ、メンテナンス性に優れるFIXタイプを選ぶのも一つの考え方です。




縦スリット窓と横スリット窓の違い


スリット窓は形状によって縦型横型に分かれます。


形が違うだけで、光の入り方や使い勝手、デザインは大きく変わります。




縦スリット窓のメリット・デメリット


縦スリット窓のメリット


  • 縦ラインが強調され、天井が高く見える

  • スタイリッシュで空間のアクセントになる

  • 窓から侵入しにくく防犯性が高い



縦スリット窓でよくある後悔


  • 細いスリットでは光が入りにくい

  • 外からの視線を遮りにくい

  • 家具の配置によって窓が塞がれやすい




横スリット窓のメリット・デメリット


横スリット窓のメリット


  • 窓から侵入しにくく防犯性が高い

  • 上部に設置すると高い採光効果が得られる

  • 暖かい空気を排出しやすく、換気に有効



横スリット窓の注意点


  • 高い位置に設置すると掃除や開閉がしにくい

  • 設置高さによっては西日の影響を受けやすい

  • 低い位置では採光が少ない




縦スリット窓と横スリット窓の採光と適した方角


縦スリット窓の採光の特徴


日当たりシミュレーション 縦スリット-南向き-春分12時
図. 日当たりシミュレーション 縦スリット-南向き-春分12時

  • 窓の正面に太陽が来る時間は、年間を通して直射日光が得られやすい

  • 窓の正面に太陽が来ない時間は、直射日光が得られにくい


⇒直射日光を取り入れたいなら、南向きが最適



横スリット窓の採光の特徴


日当たりシミュレーション 横スリット-西向き-春分15時
図. 日当たりシミュレーション 横スリット-西向き-春分15時

  • 太陽の低い、冬時期、または、朝夕の時間帯は、直射日光が得られやすい

  • 窓の正面に太陽が来る時間は、直射日光が得られにくい


⇒直射日光を取り入れたいなら、東向き、または、西向きが適しているが、眩しくなるおそれがある






【重要】スリット窓が向いている家・向いていない家


スリット窓が向いているケース


  • 住宅密集地で視線対策が最優先

  • 外観・内観デザインを重視したい

  • 補助的な採光・通風として使いたい



スリット窓が向いていないケース


  • 部屋全体の明るさを確保したい

  • 北側や下層階で日照が少ない

  • 日中は照明を使いたくない


👉 このようなケースでは、スリット窓だけに頼ると後悔しやすくなります




スリット窓で失敗しないための5つの設計ポイント


  1. 採光目的か、デザイン目的かを明確にする

  2. 方角と設置高さを必ずセットで考える

  3. 家具レイアウトを事前に決めておく

  4. 遮光・視線対策まで含めて検討する

  5. 窓以外の採光方法とも比較する




スリット窓だけでは暗い?光を補う「光ダクト」

スリット窓では十分な光量が得られないときは光ダクトを利用がおすすめ

スリット窓は便利な一方、


  • 開口幅が小さい

  • 周囲環境の影響を受けやすい


という構造的な限界があります。



光ダクトとは


光ダクトは、屋外の自然光を反射材で室内まで導く採光システムです。




光ダクトが向いているケース


  • 窓を設けにくい家の中央部

  • 北側・下層階の部屋

  • 明るさを最優先したい空間


スリット窓と光ダクトを併用することで、プライバシーと明るさを両立できるケースもあります。





まとめ|スリット窓は「目的が合えば強力な選択肢」


スリット窓は、


  • プライバシー確保

  • デザイン性

  • 限られたスペースでの採光


に優れた窓ですが、万能ではありません


大切なのは、「何を最優先したいのか」を明確にし、必要に応じて光ダクトなど他の採光手段も比較することです。


住まいに合った最適な採光計画を検討してみましょう。


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