どこでも光窓 導入事例
「どこでも光窓」は導入実績100件以上!
土地が高い地域。土地探しに時間をかけられないなかで、光ダクトで旗竿地も選択肢に
ー注文住宅を建てようと思ったきっかけは何ですか?
夫婦共働きで子どもが生まれたので、子育ても考えて夫婦ともに通勤しやすい地域に引っ越そうと考えていました。
デザインや安さよりも、住み心地や快適性を重視したいと思っていたところ、知り合いから快適な住宅を建てられるという「エコハウス研究会」を紹介されました。
大手のハウスメーカーと比べて事例は少ないですが、それぞれの会員がより良い住宅を提供したいと考えて工夫しているところが気に入り、注文住宅を建てようと決めました。
ーなぜ光ダクトを導入しようと考えたのですか?
保育園申請や引越しのスケジュールを考えると、時間的にあまり余裕がないことがわかりました。
すぐに資金計画を立てて、土地の要望と予算をまとめて不動産屋に相談して土地探しをはじめましたが、東京都内の土地価格に驚きました。
予算内では、駅から遠いかところか変形地しか手が届きそうにありませんでした。
設計事務所の若原アトリエさんに相談したところ、日当たりの悪い土地でも明るくできる「光ダクト」を取り入れたプランをご提案いただき、比較的土地価格の安い旗竿地の購入を決めました。
平均的な土地価格と比べて6割以下くらいの坪単価で、同じ面積で整形地を購入した場合よりも数百万円も安くなり、予算ギリギリでしたが、すぐに土地を手に入れることが出来ました。
土地探しには時間がかかると聞いていたので、光ダクトを導入した設計者の提案があったため早く決めることができ、非常に助かりました。
あえて南側に窓を作らないプラン。窓も少ない設計にも合っていた
ー光ダクトの設計やデザインで工夫したところは?
1つは、光ダクトの見せ方です。光ダクトの光をより強調するため、リビングダイニングの中心にして、壁の窓から少し距離を離しました。
そして、完全に天井面にするのではなく、白い下がり壁に光を当てること、直射光を拡散させ、部屋全体に光が広がるようにしました。
2つめは、窓の配置です。光ダクトがあるので明るさ的には十分ということで、南側に窓を作っていません。
もともと、設計者の方のデザインは窓の個数が少なくするような事例が多いのですが、周囲を住宅に囲まれていることから、大きな窓を作っても開けなくなりそうでした。
リビングダイニングの窓には障子をつけ、基本閉めているような状態を想定しました。
3つめは、放光部の仕上げです。
光ダクトは通常、内部の金属のぎらつきを見えなくするため、乳半アクリル板や障子で放光部を塞ぐことが多いそうです。
今回は、壁と同じ色に塗装した木製のルーバーを造作で作ることで、直下からは内部や天窓が見えています。
角度をつけると内部は見えませんし、逆に内部を見ることで反射面に空が映り込み、開放感が得られるようにしました。
観葉植物も枯れない、光ダクトによる自然の明るさ。曇りでも日中は電気を点けなくても十分
ー実際に住んでみた感想は?
非常に明るいです。
光ダクトの直下に背の高い観葉植物を置いてみましたが、花が咲いたり、若葉ができたりと、今のところ枯れる気配はありません。
晴れた日には、ダクトの光と観葉植物で木漏れ日が出来たり、光の位置が変わることによる変化があります。
子どもが観葉植物の周りを走り回ったり、観葉植物を触ったりして、楽しそうに遊んでいます。
ー光ダクト以外のこだわりも教えてください
この家は、エコハウス研究会の「そらどまの家」という仕様で作られています。
「そらどまの家」は、屋根の温度変化を家の中に取り入れて室内温度の変化を小さくしたり、壁が呼吸することで壁の中で結露を起こしにくく、また室内の調湿もできるため、快適な住宅になるように設計されています。
さらに、エアコンを設置せずに輻射冷暖房器具である「クール暖」を導入することで、家の床や壁、天井の温度も室温に近い状態になり、大変住み心地のいい家になっています。
仕様や設備だけでなく、家自体も真柄工務店さんが丁寧に作っていただき、細かいところまできれいに仕上がりました。
無事、スケジュール通りに完成し、全体的に満足のいく注文住宅になりました。