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住まいや光に関する記事

日当たりの悪い旗竿地はお得!? 土地代を抑えて明るい住宅を建てる方法

  • 執筆者の写真: 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
    鋼鈑商事株式会社 建材事業部
  • 2018年3月23日
  • 読了時間: 6分

更新日:6月4日


土地価格が比較的安いことから、旗竿地で新築住宅を検討する方は少なくありません。

一方で、「日当たりが悪そう」「部屋が暗くなりそう」といった不安から、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか。


確かに、旗竿地には日当たりの面で不利になりやすい側面があります。


しかし、住宅の構造や間取り、採光方法を工夫することで、旗竿地でも明るく快適な住まいを実現することは十分可能です。


この記事では、


  • 旗竿地の特徴やメリット・デメリット

  • 旗竿地の日当たりが悪いと言われる理由

  • 日当たりの悪い旗竿地でも家を明るくする具体的な方法


について、わかりやすく解説します。

「日当たりが理由で旗竿地購入を迷っている」という方は、ぜひ参考にしてください。





旗竿地とは?メリットとデメリットを解説

旗竿地を説明する配置図

旗竿地(はたざおち)とは、細長い通路部分が公道に接し、その奥に建物を建てる敷地が広がる土地のことです。


竿の先に旗が付いたような形状をしていることから、この名称で呼ばれています。「敷延(しきえん)」と呼ばれることもあります。



旗竿地を選ぶメリット

  • 同じエリアの整形地より土地価格が2〜3割程度安い

  • 建物を道路から奥に配置でき、騒音が少なく静かな環境になりやすい

  • 玄関が車道に面しにくく、交通面での安全性が高い


特に地価の高い都市部では、土地価格を抑えやすい点は大きな魅力です。



旗竿地を選ぶデメリット

  • 工事車両の進入が難しく、建築費用が割高になることがある

  • 駐車スペースと通路幅の計画が難しい

  • 隣家に囲まれやすく、日当たりが悪くなりやすい


このように、旗竿地はメリット・デメリットがはっきりした土地です。


重要なのは、デメリットを理解したうえで、住まいづくりの工夫によって解消できるかを見極めることです。




旗竿地はなぜ日当たりが悪くなりやすいのか?

失敗から考える、新築時に窓を設置する際の重要ポイントを事例でご紹介 イメージ画像

旗竿地では、道路に面している「間口」以外のほとんどの面が隣家と接しています。

そのため、一般的に日当たりが良いとされる「南側が開けた土地」と比べると、太陽光が建物に当たる時間が短くなりがちです。


隣家の高さや配置によっては、特定の季節や時間帯に日差しが遮られる時間が長くなり、日当たりが悪い土地」と感じやすくなります。


ただし、日当たりの良さ=家の中の明るさ、とは限りません。


日当たりが悪い家の原因は一つではありません。

周囲の建物や土地条件、間取りや住んでからの変化など、状況によって考え方が異なります。

 ▶︎ 日当たりが悪いと感じている方はこちら

(原因別に詳しい解説ページをまとめてご案内しています)




日当たりの良さと「室内の明るさ」は別の問題


たとえ日当たりの良い土地であっても、


  • 窓の大きさや位置を誤った

  • 眩しさや暑さ対策で常にカーテンを閉めている

  • プライバシーや防犯対策で開口部を制限している


といった理由で、室内が暗くなってしまうケースは少なくありません。


一方で、旗竿地のように直射日光が入りにくい土地でも、光の取り入れ方を工夫すれば、日中に照明を使わずに過ごせる明るい室内をつくることは可能です。


屋外の日陰が真っ暗ではないのと同じように、直射光が当たらなくても、住宅を明るくする方法はあります。




日当たりの悪い旗竿地でも明るくする4つの方法

失敗から考える、新築時に窓を設置する際の重要ポイントを事例でご紹介 イメージ画像

旗竿地で新築住宅を計画する場合、設計段階での工夫が非常に重要です。

ここでは代表的な4つの方法をご紹介します。



①窓を大きくして自然光を多く取り込む

窓の基本的な役割は、住宅内部に外の光を取り込むことです。

単純に考えれば、窓の面積が大きいほど、取り込める光の量は増えます。


旗竿地で窓が日陰になりやすい場合でも、屋外は室内よりはるかに明るいため、一定量の光を確保することは可能です。


ただし、大きな窓には以下の注意点があります。


  • 断熱性能が低下しやすい

  • 防犯・プライバシー面の配慮が必要

  • 構造的に柱や梁が大きくなり、コストが上がる場合がある


メリットとデメリットを踏まえ、バランスの取れた設計が求められます。


② 吹き抜けと天窓で上下に光を通す

リビングを吹き抜けにすることで、2層分の窓面積を確保でき、明るさを大きく向上させることができます。


さらに、2階建て住宅であれば屋根面に天窓(トップライト)を設置することも可能です。

天窓は隣家の影響を受けにくく、旗竿地でも効率よく自然光を取り込める手法です。


一方で、吹き抜けは2階の床面積が減るため、敷地や必要な間取りとのバランスを慎重に検討する必要があります。


吹き抜けについてもっと知りたい方はこちら。



③ 2階リビングにして日当たりを確保する

リビングを1階ではなく2階に配置する「2階リビング」も、旗竿地で明るさを確保する有効な方法です。


2階は1階よりも高い位置にあるため、隣家の影響を受けにくく、直射日光を取り込みやすくなります。

天窓との組み合わせにより、さらに採光性を高めることもできます。


ただし、階段の上り下りが増えることや、水回り計画などに配慮が必要です。


2階リビングの間取りについてもっと詳しく知りたい方はこちら。



④ 光ダクトで離れた部屋まで自然光を届ける

旗竿地の光ダクト
図. 光ダクトの断面模式図


光ダクトとは、内面が鏡状になった管(ダクト)を用い、窓や天窓から入った自然光を反射させながら建物内部へ導く採光システムです。


例えば、


  • 2階の天窓から入った光を1階まで届ける

  • 窓から遠い部屋や廊下を明るくする


といった使い方が可能です。


吹き抜けほど大きな空間を必要とせず、間取りの自由度を保ちながら明るさを確保できる点が特徴です。



光ダクトについてももっと詳しく知りたい方はこちら。 >>光ダクトとは? 窓のない部屋に自然光を導く仕組みを事例写真で解説



光ダクトの製品や事例の資料は、こちらからダウンロードできます。

資料ダウンロードページへの内部リンク用バナー 光ダクトで明るさの課題を解決 事例紹介資料をダウンロード



まとめ|旗竿地でも新築で明るい家は実現できる


旗竿地には確かにデメリットがありますが、土地価格を抑えられる点は大きな魅力です。


そして、日当たりの不利さは設計と採光の工夫によって十分にカバーできます。


  • 窓の配置を工夫する

  • 吹き抜けや天窓を活用する

  • 2階リビングを検討する

  • 光ダクトなどの採光システムを取り入れる


土地代を抑え、その分を住みやすさや設計の工夫に投資する。

旗竿地は、そんな合理的な家づくりを目指す方にとって、有力な選択肢のひとつと言えるでしょう。


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