みなさん、こんにちは。
今回は12月5日に新宿パークタワーにて行われました、エコハウス研究会 第6回全国大会の様子をお伝えします。
今年の全国大会では、エコハウス研究会の代表理事である丸谷博男氏のお話や理事の若原一貴氏によるそらどまの家の事例報告に加えて、東京都市大学名誉教授である宿谷昌則氏をお招きしてのパネルディスカッションや講演と盛りだくさんの内容でした。
鋼鈑商事でも、協賛企業会員として、そらどまの家に必要となる建材や光ダクト、太陽光発電システムなどのカタログを展示しました。
講演会の様子
講演会は、例年通りエコハウス研究会の代表理事をつとめる丸谷博男氏からはじまりました。
今回の全国大会では、エコハウス研究会が新たな一歩を踏み出したことを強調していました。
会員の有料化に伴って、よりそらどまの家を建てやすくなるようなサービスの提供や今後の課題等についての説明がありました。
中盤では、今回の全国大会のメインとなる東京都市大学名誉教授の宿谷昌則氏の講演がありました。
住宅における輻射環境の重要性や、住宅性能と設備の考え方についてわかりやすく解説いただきました。
宿谷先生の考え方は、エコハウス研究会が考える「そらどまの家」によく合い、「そらどまの家」の妥当性を裏付けていると感じました。
そして、新たに代表理事に就任した若原アトリエの若原一貴氏からも、大変興味深かいお話をお聞かせいただきました。
講演で言っておられましたが、若原氏自身は光と影を生かした空間作りといったデザイン寄りの住宅を設計している、とのことでした。
光ダクトを使った設計とそらどまの家を組み合わせた「日野の家」で、光や快適性について新しい発見があった、と語っていました。
他にも、工学院大学による「日野の家」の環境測定の結果や、過去「そらどまの家」で建てた方の3年間住んでみた感想など、盛りだくさんの内容でした。
鋼鈑商事の展示ブース
ご参加いただいた方向けに、エコハウス研究会で推奨している各種建材のカタログ展示を鋼鈑商事のブースで行いました。
鋼鈑商事は、「どこでも光窓」についてはメーカーの立場ですが、その他の建材については各メーカー様の販売窓口となっています。
エコハウス研究会では、機能に関する推奨はしておりますが、同じ機能を持った各建材を利用者が自由に選べるように、特定の製品を指定しているわけではありません。
ですので、下記写真のように、透湿ルーフィングでは競合となる各社の製品を並べ、利用者が選びやすいように協力しています。
また、下の写真は木質繊維断熱材のウッドファイバーのカタログとサンプルです。
こちらは、日本で製造しているところが1社しかないため、単独での展示となっています。
木質繊維断熱材は、価格は割高ですが、壁体内の結露による劣化を抑制する効果が、エコハウス研究会の試験で明らかになっています。
また、比重が大きく蓄熱性が高いため、住宅の温度変化を緩やかにするなどの効果もあります。
今後、より利用しやすくなると普及するのではないかと思います。
エコハウス研究会は今後、快適な住宅を実現する「そらどまの家」の普及を目指して活動していく方針であり、鋼鈑商事も建材販売やその他のサービスでお手伝いしていきたいと思います。
エコハウス研究会の情報もご紹介していければと考えていますので、気になる方は今後もご覧いただければ幸いです。