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住まいや光に関する記事

間接照明の失敗例5選|新築設計時に知るべき注意点

  • 執筆者の写真: 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
    鋼鈑商事株式会社 建材事業部
  • 2017年8月24日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月4日


「おしゃれな空間にしたくて間接照明を取り入れたのに、思ったより暗い…」

「なんだかまぶしくて落ち着かない…」


このような“照明の後悔”は、新築住宅で非常に多い失敗のひとつです。


間接照明は、壁や天井に光を反射させることで、空間をやわらかく照らす魅力的な照明手法です。

ですが設計段階で配置や光の当たり方を決めるため、後から修正が難しいという特徴があります。


この記事では、新築住宅でよくある間接照明の失敗例と、失敗を防ぐための具体的なポイントをわかりやすく解説します。





間接照明はなぜ失敗しやすいのか?


まず理解しておきたいのは、間接照明はデザイン性が高い反面、設計難易度が高い照明だという点です。



後から変更しにくい

間接照明は天井や壁の内部に設置されることが多く、設置後に位置や仕様を変更するのが困難です。



光の見え方を予測しにくい

間接照明は「反射光」で空間を照らすため、 壁材・床材・家具配置によって見え方が大きく変わります。


つまり、設計段階での判断がそのまま完成度に直結するのです。




よくある失敗① 間接照明だけで部屋を明るくしようとする

新築時の参考に! 間接照明で失敗したくない人のための5つの注意点 イメージ画像

■失敗例

  • リビングが想像より暗い

  • 読書や作業がしにくい

  • 結局、他の照明を追加することになった



■原因

間接照明は反射光のため、直接照明と比べて照度が低くなります。



■対策

  • 主照明(ダウンライト・ペンダント)と併用する

  • 「くつろぐ空間」と「作業する空間」を分ける


👉 間接照明は「主役」ではなく「演出照明」として使うのが基本です。




よくある失敗② 光源が見えてしまう

新築時の参考に! 間接照明で失敗したくない人のための5つの注意点 イメージ画像

■失敗例

  • ソファから見るとLEDが直接見えてまぶしい

  • 落ち着かない空間になってしまう



■原因

光源が隠れていない、または視線の位置を考慮していないためです。



■対策

  • 人の目線から光源が見えない設計にする

  • カバーや遮光板を設ける

  • 家具配置まで想定して設計する


👉 間接照明の基本は「光源を見せない」ことです。




よくある失敗③ 窓や床に映り込みが発生する

ダウンライトと映りこみ

■失敗例

  • タイルや床に光源が映り込んでしまう

  • 窓に室内が強く反射してしまう



■原因

光沢のある素材に光が当たることで、反射が強く出すぎるためです。



■対策

  • 壁や床の素材(ツヤ・色)を確認する

  • マットな仕上げを選ぶ

  • 窓への映り込みも考慮する


👉 夜の見え方は「素材×光」で決まります。




よくある失敗④ 家具やインテリアの配置を考えていない

ダウンライトとインテリア

■失敗例

  • 壁面の光が家具やインテリアで遮られる

  • 照明のグラデーションが崩れる



■原因

照明計画と家具レイアウトが分断されているためです。



■対策

  • テレビ・ソファ・収納の位置まで想定する

  • 光を当てる壁面はできるだけシンプルにする

  • 「何を見せたいか」を決める


👉 間接照明は「空間演出」とセットで考える必要があります。



"光ダクト"という建築設備を設けると、窓の無いお部屋も自然光で明るく出来ます。




よくある失敗⑤ メンテナンスを考えていない

間接照明 メンテナンス

■失敗例

  • 掃除ができずホコリが溜まる

  • 故障しても交換できない



■原因

設置時にメンテナンス性まで検討していないためです。



■対策

  • 手が届く構造にする

  • 点検口や交換ルートを確保する

  • シンプルな構造にする


👉 見えない場所ほど、メンテナンス性が重要です。




失敗を防ぐためのチェックリスト


設計前に、以下を必ず確認しましょう。


  • 間接照明だけで明るさを確保しようとしていないか

  • 光源が目線に入らない設計になっているか

  • 壁や床の素材は光に適しているか

  • 家具配置まで想定できているか

  • メンテナンスは可能か


👉 この5点を押さえるだけで、失敗の多くは防げます。




間接照明だけでは不十分?昼間の光も重要


ここまで間接照明について解説しましたが、実は「夜の照明」だけを考えても、快適な空間はつくれません。


なぜなら、住まいの印象は昼の自然光と夜の照明のバランスで決まるからです。


例えば、

  • 窓の位置が悪い → 日中暗い

  • 採光不足 → 照明に頼りすぎる空間になる


このような状態では、いくら照明を工夫しても快適な空間にはなりません。


👉 窓の配置や自然光の取り入れ方も、照明計画とセットで考えることが重要です。



【関連記事】




まとめ|照明は「光のバランス設計」で決まる


間接照明は、空間をおしゃれに演出できる魅力的な要素ですが、設計を間違えると「使いにくい空間」になってしまう可能性があります。


重要なのは、

  • 間接照明だけに頼らない

  • 光源・素材・家具の関係を考える

  • メンテナンスを前提に設計する


そして何より、


👉 昼の自然光と夜の照明をトータルで設計すること


これが、後悔しない住まいづくりのポイントです。


照明だけでなく、採光や窓の配置も含めて考えることで、より快適で美しい空間を実現できます。

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