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日当たりが悪い部屋はカビやすい?本当の原因と正しい対策

  • 執筆者の写真: 鋼鈑商事株式会社 建材事業部
    鋼鈑商事株式会社 建材事業部
  • 2018年5月9日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月7日


「日当たりが悪い部屋に住むと、カビが生えやすいのでは?」賃貸探しや家づくりの際、多くの方が一度は感じる不安ではないでしょうか。


結論から言うと、室内の日当たりの悪さとカビの発生に、直接的な因果関係はありません。


カビが発生する本当の原因は、日当たりそのものではなく、湿度や換気、空気の流れといった住環境にあります。


この記事では、


  • 日当たりとカビの正しい関係

  • なぜ「日当たりが悪い=カビ」のイメージがあるのか

  • カビを防ぐために本当に大切なポイント


を、住宅の視点からわかりやすく解説します。




結論|日当たりの悪さとカビに直接的な関係はない

本当はどっち? お部屋の「日当たりの悪さ」と「カビ発生」2つの関係とは イメージ画像

カビが発生するかどうかは、日当たりの良し悪しだけで決まるものではありません。


実際、南向きで日当たりの良い部屋でも、条件がそろえばカビは発生しますし、逆に日当たりが悪くても、適切に管理された部屋ではカビはほとんど見られません。


重要なのは、「部屋に光が入るか」ではなく、カビが好む環境ができているかどうかです。




なぜ「日当たりが悪いとカビが生える」と思われがちなのか


日当たりが悪い部屋に対する一般的なイメージ


日当たりが悪い部屋には、次のような印象を持たれがちです。


  • 日中でも室内が暗い

  • 部屋が寒く、ジメジメしている

  • 洗濯物が乾きにくい


こうしたイメージから、「日当たりが悪い → 湿っぽい → カビが生える」と連想されることが多いようです。



実際には「日当たり」そのものが原因ではない


確かに、日当たりが良い部屋のほうが明るく、暖かく感じられます。


しかし、室温はエアコンなどで調整できますし、部屋の明るさがカビの直接的な原因になることはありません。


カビにとって重要なのは、光の量よりも、湿度と空気の滞留です。



カビ発生の最大の原因は「湿度」


カビがもっとも発生しやすくなる条件は、湿度の高い状態です。


一般的に、


  • 湿度が高い

  • 空気が動かない

  • 同じ場所に湿気がこもる


こうした条件が重なると、カビは急激に増殖しやすくなります。


住宅では、


  • クローゼットの中

  • 家具の裏側

  • 窓の周辺

  • 浴室や洗面所


など、局所的に湿度が高くなりやすい場所でカビが発生しやすい傾向があります。




日当たりが悪く見える部屋の本当の問題は「換気と風通し」

本当はどっち? お部屋の「日当たりの悪さ」と「カビ発生」2つの関係とは イメージ画像

隣家や障害物が近い立地の影響


「日当たりが悪い」と感じる住宅の多くは、実際には次のような環境にあります。


  • 隣の建物との距離が近い

  • 塀や樹木で囲まれている

  • 風の通り道がふさがれている


このような立地では、日差しだけでなく風も入りにくくなります。


その結果、室内の空気が滞留し、湿度が下がりにくくなり、カビが発生しやすい環境がつくられてしまうのです。


つまり、「日当たりが悪いからカビる」のではなく、「通風が悪い環境だからカビが生えやすい」というのが正確な理解です。


隣家と日当たりの関係については、計算方法を解説した次の記事もご参考ください。




方角とカビの関係|北向き・西向きでも大きな差はない


住宅では一般的に、


  • 南向きは日当たりが良い

  • 北向きは日当たりが悪い


と言われます。


しかし、方角そのものがカビ発生を決定づけるわけではありません。


北向きや西向きの部屋にカビが多いと言われる理由の一つは、これらの部屋に、


  • 浴室

  • トイレ

  • 洗面所


といった「水を使う空間」が配置されやすいことです。


湿気が発生しやすい用途の部屋が集まれば、適切な換気をしない限り、カビのリスクは高まります。


つまり、方角よりも部屋の使い方と環境管理が重要なのです。



方角によるメリット・デメリットについては、部屋用途別に整理した次の解説もご参考ください。



カビを防ぐためにできる3つの基本対策


① 風通しを良くする


最も重要なのは、室内に空気の流れをつくることです。


  • 換気扇はできるだけ常時運転する

  • 自然給気口は閉じたままにしない

  • 扇風機やサーキュレーターで空気を動かす


弱い風でも、空気が動くだけで湿気は溜まりにくくなります。



② 湿度を適切に管理する


梅雨時期など、外気湿度が高い場合は、換気だけでは十分に湿度が下がらないこともあります。


そのような場合は、


  • 除湿機

  • 除湿剤


を補助的に使い、湿度を下げることが効果的です。


ただし、除湿はあくまで換気の補助と考えることが大切です。



③ 空気が届きにくい場所に注意する


クローゼットや収納、廊下など、風が届きにくい場所は、特に注意が必要です。


  • 定期的に扉を開ける

  • 家具を壁から少し離す

  • 空気が動く工夫をする

  • 内部を清潔に保つ


こうした小さな工夫でも、カビの発生リスクは大きく下げられます。



カビの問題だけでなく、やっぱり日当たりも良くしたいとお考えの方はこちらの記事もご参考ください。





まとめ|カビ対策で見るべきは日当たりより「住環境」


日当たりの悪さは、カビの直接的な原因ではありません


カビ発生のカギを握るのは、


  • 湿度

  • 換気

  • 空気の流れ


といった住環境の要素です。


日当たりに不安がある住宅でも、環境を正しく整えれば、カビは十分に防ぐことができます。


住まい選びや住環境改善の際は、「日当たりが良いかどうか」だけでなく、空気と湿度がどう管理できるかにも目を向けてみてください。



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